【次世代ロックバンド、闇を照らす光となる!】THIS VERY DAY 3 Days Show 「RUSH!!! 」ライブレポート
前世は外国人かマグロの可能性があるkmcmです。
外国人は日本語がわかっていない部分、マグロは動き続けないと死ぬからがきています(笑)
さて、投稿するネタが前後してしまいますが…。
今回は1年以上ぶりの現地での音楽ライブ観戦!
コロナが流行してから今までのように出来なくなり、ライブと言っても無観客で配信ライブでやっているアーティストが多かったからですからね。
今回はこのアーティストのライブ。
THIS VERY DAY(以下ディスベリ)という5ピースバンドです。
このブログでは初めて紹介するので、簡単にバンドの紹介をしましょう。
2019年8月1日東京にて結成。
「挫折」と「希望」をコンセプトに人が生きる上で経験する様々な感情に寄り添える楽曲を手掛ける。
ピアノの旋律にパワフルなサウンドのジャンルレス新世代ロックバンド!
この新感覚ジャンルがバンド界隈で「新しい!」と絶賛され、
耳に残るメロディと共感を得れる歌詞がティーンを中心に支持されている。
引用:Biography l THIS VERY DAY official website https://www.thisveryday.net/biography
YouTuberをやっているメンバーがいるなどSNS中心に若者に人気があるバンドです。
それだけでなく、地上波テレビ番組のオープニング曲・エンディング曲を担当したことがあり、結成からわずか2年で急成長したアーティストの実力が評価されたことによりさらに注目されています。
…と、このブログで主に扱っている音楽のジャンルとだいぶかけ離れていますが(笑)
なぜ、彼らのライブに行くことになったのか。
それはShin(b)とは同じ音楽が好きな趣味仲間であるからです。
彼がディスベリを始める数年前から共通の友人と一緒にライブ観戦やご飯を食べに行ったことがあります。
その時からバンド活動をやっていて、青春ロックなディスベリとは真逆のゴリゴリのメタルコアバンドで活躍してました。
そして、今に至って彼からライブのことを聞かされました。
以前から彼がディスベリで活動していることは知っていたものの、この際だし食わず嫌いは良くないから行ってみようかなと決めました。
そして、ライブ当日。
今回のライブは4月1日(木)から三日間開催され、各日テーマが違うので様々な角度から彼らの音楽を楽しめるとのことで、どんなライブになるか楽しみでした。
個人的に下北沢・下北沢ReGに行くのは今の会社に入社する前のライターのお手伝いで行ったぶりでしたが、相変わらず会場が見つけづらい(笑)
会場に入って早速物販コーナーでShinと再会。
最後に会ったのは2~3年前のライブ観戦の時だった気がするので(実際は2019年6月に行った当時彼が在籍していたバンドのライブ以来)、久しぶりに会えて嬉しくなりました。元気そうで何より。
そうこうしているうちに、ライブが始まる時間になってしまったのでShinとは一旦お別れし、階段を下りてステージへ。
今回のイベントは40人限定で一人一人の立ち位置が指定されているので感染対策としては割としっかりしてましたね。
とはいえ…感染予防で配信も行っている影響があるのか、現地には20人弱しかいなかったので寂しかったですが。
待っていると、トップバッターで2020年に結成したばかりのdattoがお出まし。
ド頭から聞き覚えがあるな、BUMP OF CHICKENの「天体望遠鏡」…?
ではなく、彼らの曲である「邦ロックあるある」でした。
誰もが聴いたことがあるメロディと共にリスナーの代弁をするかのようにありがちなパターンが詰まっていて、アレンジナンバーのなかではかなり盛り上がるナンバーでした。
ライブ前日にサクッと程度に予習したものの、親しみを感じました。
もちろん、オリジナル楽曲も爽やかなながら聴きごたえがありました。
ポップで初めて聴いても口ずさみしたくなる「ストーリーストリート 16番地」やコロナ渦のなかでなければ一人はツーステップはしているアップテンポな「ツクヨミカルタ」、ウサギのように気分が高揚して跳ねたくなる「兎とムーンダスト」、遊び心が溢れるナンバーと真逆に心に刻むロックナンバー「星少年フィナーレ」でライブ序盤から観ている人の心を鷲づかみ。
それもそのはず。たきび(Vo.)のMCで、4月1日にバンドのYouTubeにて「来年の4月1日までにチャンネル登録者数が10万人達成しなかったら解散する」と発表したからです。それを止めるにも、彼らはどんなときでも全身全霊でパフォーマンスしているんだと熱意を感じました。
エイプリルフールネタではなく本気(マジ)ネタとのことなので、
この記事を見た方全員は今後も彼らのパフォーマンスを見るためにも、チャンネル登録をお願いいたします。
~Set List~
1.邦ロックあるある1/2
2.ストーリーストリート 16番地
3.ツクヨミカルタ
4.兎とムーンダスト
5.星少年フィナーレ
最初からエンジンがかかっていたdattoの後に登場したのは、今回のイベントで唯一の紅一点、茉莉奈。
ディスベリとはレーベルメイトであり、歌手活動以外に女優活動にも力をいれているとのことです。
そんなマルチに活動する彼女の歌声は、炎を焚きあがるようにまっすぐで力強い歌声でした。大変な時代からこそ、リスナーの背中を押すような楽曲は不可欠だなと実感した時でもありました。
前述のキラキラと輝くビー玉が弾けるようなdattoとは異なり、心身に響く重低かつヘヴィサウンドのイントロから始まる「Phantomtale」。
楽曲は、彼女が出演する舞台『ファントムテイル』(4月21日~4月25日上演)の主題歌でもあり久しぶりにハードなサウンドを生で聴けてビリビリと電流が流れた感覚に陥りました。
サビ前の「Oh~♬」のメロディーラインでは会場全員が声に出せなくても拳を天井に突き上げる瞬間は生きている感じで気持ちが高ぶりました。
その後も「I LOVE YOU」や「RUMBLING」といったハードで大人カワイイ茉莉奈ワールド全開のナンバーで会場を盛り上げます。夢を追うすべての人に捧げる応援ソング「YUME」からのラストの哀愁漂う「千年コントラクト」はドラマチックな展開で、わずか5曲という短い時間でも多くの人を釘付けさせましたね。
もし都合が合えば、4月29日に開催予定のワンマンライブでもう一度味わいたいですね。
~Set List~
1. Phantom tale
2. I LOVE YOU
3.RUMBLING
4.YUME
5.千年コントラクト
余韻に浸っていたら、今回のメインであるディスベリのことTHIS VERY DAYの時間になってしまいました。
最終日を迎える今回のイベントで最初にパフォーマンスしたのは、彼らのデビューシングルでもある「BRAND NEW WORLD」。
ピアノの軽快なリズムからのポスト・ハードコアのリズムでフロアをディスベリ色に染めます。
彼らの音楽は先述の紹介文で伝えた通り、”ジャンルレス・ロック”という新しいスタイルはロックはもちろん、ジャズやポップス、パンクなど様々な音楽要素にYuji(Vo./Key.)の透明感あふれる優しい歌声が化学反応を起こしていくのですが、生で聴くとより凄さをリアルに感じます。
そんな雰囲気は冷めることなく、「One Summer Love」では一気に初夏の甘酢っぽい思い出に戻る感じで夏を先取りできました。爽やかなのに、サビでのギターとベースのガツンをくるリズムは良きアクセントです。
どんなことにも屈することなく前に突き進む「Forever Hero」から一変、Yujiの落ち着いたピアノのイントロから始まる「Have a Good Day」はまさに彼の歌声を表現したように温かい気持ちになりました。
その流れで桜吹雪が脳裏に浮かぶ「タイムカプセル」は、別れと出会いが交差するこの季節にぴったりで、思わず目頭に涙が溢れました。
アップテンポな楽曲も良いですが、こういうしんみりとしたバラードも彼らの魅力を存分に味わえました。
そして、個人的に興味深いと思ったのはその後に披露された「Into The Night」。
ピアノの静かなメロディから始まったと思いきや、サビ前で突然EDMのようにジェットコースターで一番高いところから落ちる前までのヴォルテージが上がるような曲調に変わったのです。
これは、確実にフロアが爆上がりですね。
サビで夜の街中をかけ走るようにキラキラしたメロディは誰もが聴くだけで気持ちが昂ることでしょう。
それだけではなく、後半になるとピアノの軽快なメロディに合わせてメタルコアミュージック並みのヘヴィでザクザクとしたブリッジパートは、このブログを読んでいるメタルコアファンなら声を出さずに頭を上下に振っているでしょうか(笑)
一曲でこれだけの曲替わりになるとは思ってなかったので、一度聞いただけで私の頭にこびりつきました。
その後もディスベリ節炸裂な「Loser」や大切な人へ捧げる「星に願いを」、この状況でなければシングアロングは絶対的に起きていた「Stay with you」で会場に彼らの爪痕がより深く残りました。
そして、本編のラスト曲には「Depature」。私が初めてディスベリを聴いて好きになった曲です。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノのそれぞれのパートのユニゾンが心地よく、この暗い闇を吹き飛ばして青空に変えるような明るい気持ちにさせてくれました。
名残惜しく本編が終わってしまっても、すぐにステージへ戻ってきてくれた彼らが披露したのは、「PRESENT」。
彼らを応援する全ての人へ、そしてこの厳しい状況のなかで生き抜く人への感謝の気持ちが溢れるナンバーでした。
Yujiが本編MC中に、3日間続いたライブのチケットをソールドアウトできなかったことが心残りだと語っていましたが、これを機に次の”目的地”へ向かうための起点になったのでしょうか。
確かに、この厳しい状況のなかで有人ライブを開催することはリスクがあります。
ですが、失われた”非日常”の場所を作ってくれることに私をはじめ、多くのファンやライブ運営側も多くの人が楽しみにしています。
そう思うと、1日1日安全に楽しく過ごせることが”当たり前”だと思ってはいけないと強く実感できました。
これから先、元の生活を送れるようになったときに多くのアーティストが活動できるためにも私たちができる範囲で手を差し伸べるべきですね。
~Set List~
1. BRAND NEW WORLD
2. One Summer Love
3. Forever Hero
4. Have a Good Day
5.タイムカプセル
6. Into the Night
7. Loser
8. 星に願いを
9. Stay with you
10. Departure
[Encore]
11. PRESENT
…と、初めてのディスベリライブで色んなことを経験してしまいました。
改めて、”非日常”の場所を提供してくれたディスベリ、暫く連絡を取らなかったのに声をかけてくれた友人のShinに感謝しています。
どうか、8月26日(木)に渋谷クアトロでのワンマンライブが無事に開催できることを願って!!都合が合えば行きたい!!
これからも若き世代をこのブログを通じて応援していきます。
余談ですが、私とShinの共通の友人へ行ってきた証拠を残すためにKohta(G.)と3ショットを撮ってきました。
また、物販コーナーで運試しにShinのチェキを引いたらいい感じの写真が。
Shin曰く、このプロモ写真を撮る際に頭からつま先までスタイリストにされるがままになって、プロのカメラマンに撮ってもらったおかげでカッコよく仕上がったとのことです。
…前から思っていたのですが、うっすらJames Cassells(Asking Alexandriaのドラマー)に見える時があったので「和製マイルドJames Cassellsじゃん」と伝えたら本人爆笑していました(笑)
ごめんよ、私何でもあだ名をつけたがるから…許して!(笑)
以上、ライブレポでした。
ちなみにディスベリの各SNSではカヴァー動画やYouTuber的なチャレンジ動画など様々な角度で彼らの魅力を楽しむことができるので、気になった方はそちらもチェックしてみてくださいね。
それでは次のブログにて!!
【狼たちの"神秘的なオーラ"にご注意を】A Scent Like Wolves『Mystic Auras』レビュー
欲張らないときに限っていいことが起きやすいkmcmです。
個人的な話で恐れ入りますが、新年度早々アニメ企画の社内コンペで社長賞をいただきました。
何かに引っかかれば良いや的なノリで応募しましたが…まさかの結果に今でもビックリです。
思い返せば、懸賞で当たった時も欲を張っていなかった時にと多いので…逆に「当たってくれ!」と欲を張っているときはダメですね(笑)
もし、何かのプレゼントに当たりたいときは敢えて欲を張らないことを試しているといいかもしれません。
さて、前置きはここまでにしましょう。
久しぶりの音楽作品のレビューになります。
今回は、2月19日にリリースされたアメリカのメタルコアバンド: A Scent Like Wolvesの『Mystic Auras』です。
新メンバーを迎え、よりパワーアップした友人たちの待望の新作です!
まだ、彼らについて知らない方はこちらの紹介記事を読んでいただけると嬉しいです。
レコーディングしていた時から兄弟ツインボーカルの片割れであるAl(Vo.)から進捗を聞いていたものの、約3年近く遅れてやっと完成したと安堵のメッセージを受け取りました。
それもそのはず。世界中で深刻化なっている新型コロナウイルの流行でスケージュールが全て後ろ倒しになったとのことで、昨年リリースの予定が延期になってしまったからです。
その分、作品により磨きがかかったようで今までと違う彼らを楽しめるとか。
今頃のレビューで申し訳ないのですが、Alにブログ掲載の許可をもらっているので早速書いていきます。
その前に、実際に購入したアルバムを紹介。
AlとNickのBoltz兄弟のサインが入っていることに驚きでしたが、ポスターや手書きの手紙が入っていたので思わず涙が出ました。
アルバムを受け取る前にAlからバンドを熱心に応援してくれている私にとビデオメッセージをいただいたので、胸が熱くなりました。
もちろん好きなアーティストとして、一友人として彼らをこのブログ以外で色んな人に紹介してきたので、やっていてよかったなと思う瞬間でした。
<全体的な感想>
徐々に公開された楽曲ももちろん、アルバム全体を聴いて暫く衝撃波と余韻から抜け出せなかったですね。
「え?!これが新しいASLWなの?!」と本当に驚くばかりでした。
というのも…Alの兄であるNick(Vo.)が歌っているから!!!!!!
あののほほんしているNickがバリバリ頑張っているですよ?(本人に失礼)
あと、ゲストボーカルのメンツがヤバい。
アルバムを聴く前から「Nickが歌っている曲が多いよ」とAlから聞いていたものの、まさかの展開に状況が飲み込めなかったです。
またそれだけでなく、今までの”夜の森で突然野生の狼が襲う”ような本能むき出しの攻撃サウンドとは違って柔らかみがある楽曲であったり、同じ攻撃サウンドでもアプローチが違う楽曲があったりと色彩豊かでした。
ボーカルだけでなく、それぞれの楽器パートも以前よりテクニックに磨きがかかっている感じがします。
特にCody(Dr.)のドラミングは(あくまで中学時代にプロ並みの練習量をこなしたガチ系の吹奏楽部で打楽器を経験している私ならではの視点ですが)各楽曲の盛り上がるパートやそうでないパートでもしっかりと脈打つように楽曲の命を吹き込んでいると、聴いて思いました。
いわゆるムードメーカーですね。
メタルコア音楽と言えばの要素でドラムパートのダブルベースの多用など独特なリズムがありますが、ただ感情的に速く叩けばいいということでなくどこで山場をキめるのかと計算されているような気がしますね。
そういう意味で彼のドラミングはシンバルやタムの”小道具”の使い方、あるいは打ち込みドラムの叩き加減やここぞ!というときの場の盛り上げ方や雰囲気づくりが作品を出すごとにうまくなっていると個人的に思います。
少々オタクトークが過ぎましたが、総評として個人的には今までの作品のなかで非常に気に入ってます。
それから、今回も素敵なアートワークを手がけてくれたCory(Cully Swope、ASLWの友人であるイラストレーター)にも感謝です!
<各楽曲のレビュー>
〇Pink Dawn/Eastern Lights
そんな新作のトップバッターにギターのクリーンサウンドが耳に残るインスト「Pink Dawn」。何かが始まるワクワク感と同時にまるで突然魔法で出てきたピンク色のスモークがリスナーの視界覆うようなドキドキ感が感じられる不思議な雰囲気です。
おそらくKyle(G.)かJeff(Studio G.)が弾いているかと思いますが、ギターだけでここまでの表現ができるのは彼らの良い持ち味ですね。
そこからギターのディストーションがかかったリフで一気に流れを変える「Eastern Lights」を聴いて驚く人が多いと思います。
ASLWの兄弟ツインボーカルらしいスクリームとクリーンの掛け合わせももちろん、先述Alが言っていたNickのメロディーパートはサビで炸裂します。
シングルで公開されたときにも驚きましたが、ハイトーンボイスのAlとは違った魅力で何度聴いても気持ちが高揚します。
〇Telephone
Alの感傷的なメロディーと雫のようなギターのイントロから始まる「Telephone」は、今作最後に公開されたミュージックビデオです。
インタビュー等でBoltz兄弟(AlとNick)が語っているとおり、作詞を手掛けている2人の実体験やインスピレーションを元に歌詞を書いているのか、公衆電話越しに誰か(おそらく恋人)と話していて何か嫌な起きたような内容でしょうか。
(英語の意味が分かっても実際の歌詞のストーリーを理解するのに色んな解釈があるので難しいですが。)
ドラマチックな曲の展開で負の感情を色彩豊かに吐き出すやり方は彼ららしいですが、これこそ日本語で言う”エモい”の代名詞でしょう。
古くからのASLWファンであれば「Inside Out」(2016年発表された2ndアルバム『Frigid Future』の日本盤ボーナストラック)のような哀しさのなかにある美しさを彷彿させるトラックでしょうか。
〇Bloom(feat. JT Cavey)
哀愁漂うトラックは先程の「Telephone」だけではありません。
この「Bloom」はまるで生命力が溢れる色鮮やかな花々がやがて枯れて一弁ずつ散っていく脳裏に浮かぶナンバーとなっています。
色彩豊かで香りがたつ花もいいけれど、枯れていく花やドライフラワーにも良さがありますからね。
そういう意味では日本人特有の侘び寂びぽい部分がある興味深い曲です。
何よりもこの曲でメタルコアファン歓喜なことというと、楽曲エンディングにアメリカのプログレッシブ・メタルコアの雄であるERRAのJT Caveyがゲスト参加しています。
たった数十秒の出番ですが、彼のドスが効いたデスボは脳天に響く重厚感がありますね。
〇Poison
楽曲タイトルからして毒々しい怪しいイントロから始まる「Poison」は、個人的に好きな楽曲です。
先述のレビューで「スクリームとクリーンボーカルの掛け合わせ」について書きましたが、その掛け合わせが絶妙にハマっていますね。
それに合わせてサビのギター・ベース・ドラムのズドンズドンと鈍器を振りかざすような重々しいリフは身に沁みます。
〇Midnight Eyes
冒頭の「Eathern Lights」に繋がるインスト楽曲「Pink Dawn」のような高揚する雰囲気と真逆で夜風を当たりに外へ出た真夜中の静けさを表した「Midnight Eyes」。
こんなことを言ったら彼らには失礼かもしれませんが…。さてや、私のツボを把握しているな?とニンマリしちゃいました。
約1分20秒の収録曲とはいえ、一気に楽曲の中に入り込んだ感覚になりました。
〇Deja Vu(feat. Mattēo Gelsomino)
この楽曲を聴いてデジャブなのか、と思ってしまいました。もちろん良い意味で。
というのも、何となく2018年発表されたEP作品「Sprit Vessel」の「Devilspit」に近い雰囲気があったからです。
その真相は、今度彼らとやり取りするときに聞いてみましょうかね。
ガツンとくるベース音強めのリフと口ずさみたくなるギターのメロディの融合(フュージョン)に2018年に来日したフランス出身のポストハードコアバンドNovelistsのMattēo Gelsominoが放つスクリームと歌声は良いスパイスです。
〇Death Effect(feat. Brian Wille)
今作で様々な実験的試みをしている彼らですが、もちろん原点(オリジナル)を忘れていてはいけませんよ。
従来のファンならビビッとくる”野生の狼”のような攻撃的なサウンドとゲストボーカルであるアメリカのメタルコアバンドCurrentsのBrian Willeの追い打ちをかけるような叫びはまさに死の窮地に立っているハラハラ感があります。
〇Dissolve(feat. Booka Nile)
今作の中でひと際目立っている楽曲でしょうか。
ローテンポな楽曲ながらもギターのソロがあったりと主軸がある楽曲です。
おそらく今までの彼らのキャリアのなかで初めてとなる女性ボーカルの起用となりますが、オーストラリア産デスコアバンドのMake Them Sufferで透き通った声で魅せるBooka Nileの歌声がこの曲では妖気な雰囲気がありますね。
今作の中で個人的にこの楽曲を気に入っています。
〇Aquamarine
しっとりと浸ったところで、感情の波が押し寄せるようなエンディングを飾る「Aquamarine」。この楽曲を聴くともう終わってしまうのか…。となってしまいます。Alのハイトーンメロディは女性の私でもかなりキツイですが見事に歌い上げていますね。
ちなみに、海の水のような澄んだブルーのアクアマリンは3月の誕生石で石言葉は「幸福・富・聡明」のようです…。
調べて知ったときは思わず「尊い…」と連呼するし3月生まれのBoltz兄弟の幸せを願うしか頭がなかったのですが(笑)
また、航海のお守りとしての役割があるらしいです。まるで次の目的地に向けて船に乗り込んで舵を取るような前向きさもあるかなという解釈ができて面白かったです。
…と、レビューは以上です。
個人的な解釈が含みますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
これを機にASLWをチェックしてくれたら私ももちろんですが、一番に彼らが喜ぶでしょう!
ぜひSNSで拡散していただければ嬉しいです。
彼らの音楽はメロディ要素が多くので割と聴きやすいと思いますが、
のちに過去の作品のレビューをしますのでそちらもお楽しみに。
余談ですが、今作のリリース直後にRedditというサイトでASLWメンバーが
チャットを通じて質問会が行われたので参加しました。
「気に入っている曲やパート、レコーディング中に大変だったことを教えてください」と質問をしたところ、今作で大活躍したNickが回答してくれました。
「今気に入っている曲は「Eathern Lights」と「Telephone」、「Aquamarine」かな。「Poison」のブリッジパートがとても気に入っていてね。長いこと”Name”のワードをホールドしようとしたことは楽しかったよ(笑)
(その一方で)大変だったことは長い間みんなに聴かせるのに時間がかかってしまったことかな!」
ということで、満を応じてやっと完成した大作です。
是非聴いてみてくださいね!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
次の記事にて!
I want to go on living even after my death.
写真慣れしていないと変なポーズばかりするkmcmです。
先日友人と壮絶なチケット争奪戦に勝った某夢の国に行ったのですが、フォトスポットでの写真がどうもネタになってしまったという少しばかり悲しいような面白いようなことになってしまいました(笑)
さて、今日は息抜きがてらに久しぶりに音楽の話でもしましょうか。
最近仕事やプライベートでドタバタしていたので、お気に入りのお茶を飲んで音楽を聴きながら書いています。
本日は、3月20日。
このブログを読んでいる人なら何となく察するかもしれませんが、Linkin Parkのチェスター・ベニントンの誕生日です。
あの不慮の事故から4年—。時間経過というのは恐ろしくも早いですね…。
もし存命であれば、今年で45歳でしょうか。
あっという間にアラフィフ、そしてシルバー世代になってしまうとは驚くばかりですよね。
彼の活動を簡単に振り返ってみました。
チェスターはリンキンのみならず、ソロプロジェクトのDead By Sunriseでの活動やSantanaやMark Mortonなど数々のアーティストとの音楽コラボレーションで世界中の人を魅了してきました。
また、リンキン加入前に地元のアリゾナで活動していたGray Dazeのメンバー Sean Dowdellとラスベガスとアリゾナを支店に持つタトゥー・ピアスショップのClub Tattooを共同経営。
私は痛いのが苦手なのでタトゥーを入れることはないのですが…オリジナルグッズがカッコイイのでリンキンファン以外の方でも気にいると思いますよ!
興味があれば是非サイトをチェックしてみてくださいね。
その他には、世界中で起きた災害で被災した国や地域へのチャリティ活動で知られるMusic For Reliefにも積極的でしたね。2011年の東日本大地震時には、すぐにチャリティ音源を制作してその収益をSave The Childrenを通じて被災地に物資を送ったり。
当時高校1年生だった私は初のライブ観戦にA Thousand Sunsツアーの東京公演へ母と行って感動の涙で止まらなかったのに、そのライブの翌日にMike(Shinoda)とDave("Phoenix" Farrell)と共に宮城県石巻市へ訪れ、現地の小学校を訪問した様子を見た時に涙が溢れてまともに見れなかったです。
そう思うとチェスターは音楽だけでなくあらゆるところでみんなに大きな影響を与えたことが関係しているのでしょうか。
リンキンの音楽を聴くと、特に元気がない時に限って4年前のあの日を思い出してしまいますね。
あの時私は専門学校から三年次編入学した大学で4年生をしていました。就職活動に卒業論文並みのとんでもない量の講義の課題に追われているときに悲しみが襲いかかってきました。
今は「あの時は大変だったな」と懐かしむような感じですが、当時の私は何もかも失って抜け殻になっていました。
というのも、中学生の時に初めてリンキンを聴いてから「彼らと仕事がしたい」と目標を掲げてそれに向けて英語と音楽の勉強に打ち込みました。
自力で高校1年生から入会していたLPU(Linkin Park Underground:バンドのファンクラブ)で、来たる来日公演へのミーグリ付きチケットを手に入れてようやく憧れの人に会えると思っていたときでしょうか。
なので…あの時は何も希望も持てなかったし、目の前の状況を飲み込めなかったです。
それから4年後。
遠回りしてしまったけど、縁があってやりたい仕事がある今の会社へ勤めています。
色々と悩む日々ですが、4月で丸3年目ですか。
…憧れだけで入社したばかりのあの時は色々なことがあって何度も辞めたいと強く思っていました。
ですが、あの日の悲しみをバネにしてがむしゃらにやってきたので痛みは一瞬で無くなりました。
それは、チェスターが残した音楽があるから。
学生時代からどんな時にも必ずチェスターの歌声が私の背中を押してくれました。どんなに嬉しい時も悲しい時もチェスターの歌声で浄化されていく感覚になりました。
そうやって、今こうしてブログで書けているのもチェスターがあの世からみんなを見守っているからでしょうか。
人種差別を受けても屈することがなく社会の荒波に立ち向かったアンネ・フランクの名言にこうあります。
I want to go on living even after my death.
(死んだ後でも、生き続けたい。)
(参照:英語名言ドットコム アンネ・フランクの名言
起きてしまったことを覆すことは不可能だとしても、彼はみんなの中で生き続けているのでしょう。
そういう意味を込めて、今回のブログタイトルにしました。
この世に生きている限り、いつか夢が叶う時が来ると思って今日も一日頑張っていきます。
…ということで、拙い文章で恐縮ですが読んでいただきありがとうございます。
もうすぐ1日が終わってしまいますが、どうか皆さんの1日がいいものでありますように。
余談ですが、
今日のお昼前に絵本作家どいかやさんの個展を見てきた帰り道に小さなケーキ店がありました。
どれも美味しそうでしたが天まで届くような苺のシュークリームに目を引いたので買って、仏壇に飾っているチェスターの写真と一緒に写真を撮ってみました。
きっと、チェスターの手元に美味しいシュークリームが届きましたかね。
さっぱり風味のマスカルポーネチーズと濃厚なカスタードクリームの二重奏からの大粒でクリームの存在感に負けずと甘酸っぱい苺で全身から幸せオーラが出る美味しさです。
お店は「パティシエール ナオ」と言います。
千葉県茂原市の長柄で週末しかやっていないお店ですが、隠れた名店と呼んでもおかしくない高レベルの日替わりスイーツがあります。
ベーカリーや焼き菓子も置いていてそちらも目を奪うような素敵な商品があったので、近くまで行った際は是非!
インスタには今にもいい香りがしそうなケーキやベーカリーの写真が目白押しです(笑)
それでは、次の記事にて!
【一年目を迎える話題の悪役たち(ヴィランズ)の魔法学校ゲームの凄さを体感!!】Disney Twisted-Wonderland 1st Anniversary POP-UP SHOP ~Cheers!~
この頃体重計と食事記録を書いているkmcmです。
毎日やるのは結構大変ですが、記録すると普段の自分の行動が分かるので割と楽しいですw
突然ですが、来たる3月18日は何の日でしょう?
…そう!
ツイステッドワンダーランド屈指の名門魔法士養成学校「ナイトレイブンカレッジ」の創立記念日!!
そんな学校を聞いたことないと思う人が多いでしょう。それもそうです。スマホゲームの話ですもの(笑)
昨年の3月18日に国民的アニメにもなった『鬼滅の刃』をはじめ、数々の人気アニメやゲーム手がけるアニプレックス社から新感覚のスマホゲームがリリースされました。
それが『ディズニー ツイステッドワンダーランド』。
ウォルトディズニー社の協力の元、豪華な声優の参加、壮大な設定やキャラクターデザインの原案を務める『黒執事』でお馴染みの人気漫画家の枢やな先生とのコラボレーションでお送りする悪役たち(ヴィランズ)からインスパイアされた学園RPGになります。
TwitterのトレンドやCMをご覧になった方は「ツイステ」と言う言葉に少しばかり見覚えがありますでしょうか?
ざっと説明すると、プレイヤーは魔法の鏡によって異世界「ツイステッドワンダーランド」に導かれ、現地の名門魔法士養成学校「ナイトレイブンカレッジ(通称NRC)」の入学式に参加することになります。
魔法士の素質がないにも関わらず、仮面の学園長:ディア・クロウリー(CV:宮本充)の保護を受け元の世界に戻る手段を探しながら、オンボロ寮の"監督生"として入学式に現れた喋るネコ:グリム(CV: 杉山紀彰)と全寮制学園生活を送ることになりますが…。
学校に在籍する生徒は、才能豊かなのに協調性0、悪さ100以上という問題児だらけ!!!
それもそのはず。NRCは「グレートセブン」と呼ばれるディズニー作品の悪役たち(ヴィランズ)の精神に基づいて、魂の素質で選ばれた生徒が集うところだからです。
…と言ったところでしょうか。
キーワードが多すぎるので説明するにも結構な量になってしまいましたが(笑)
要約するならば、“ディズニー版『ハリーポッター』~悪役たち(ヴィランズ)の解けない魔法~”のゲームというところでしょうか。
詳しいゲームとキャラクター紹介は後日別途の記事にて書きましょう。
そんな魅力的なスマホゲームが、3月18日にリリース1周年を迎えます。現在、ゲーム内ではアニバーサリーを祝して様々なイベントが開催中です。
同時に、松屋銀座で3月21日まで開催中の「Disney Twisted-Wonderland 1st Anniversary POP-UP SHOP ~Cheers!~」があるということで、行ってきました!
グリムのアイコンとCheers!(乾杯!)の文字が目印の横に時間別待機列がありますが、そこに早速仕掛けが。
一見、額縁しか無いと思うこちらですが…フラッシュ撮影すると…。
なんと、NRC生の写真が浮かび上がります!!!
まるで『ハリーポッター』のようなワクワクする仕掛けに入り口に入る前から多くの人が写真に収めてました。
この他にも同じ仕掛けがありました。
(一部撮り残しがありますことをご了承ください)
ちなみに、その向かいには今後リリースされるツイステグッズの展示があり、NRC生の寮服キーホルダーの他に「ねんどろいど」や1/8スケールフィギュアの見本がありました。一部情報解禁前の物があるため撮影禁止になっていましたが、既に私が予約購入している物を目の前で見て改めて忠実に再現されているグッズに感動しました!
各寮長の「ねんどろいど」
『ふしぎの国のアリス』よりハートの女王の厳格な精神に基づいくハーツラビュル寮長 リドル・ローズハート(CV:花江夏樹)のフィギュア
『ライオンキング』より百獣の王の不屈の精神に基づいくサバナクロー寮長 レオナ・キングスカラー(CV:梅原裕一郎)のフィギュア
入場時間になり、後ほど紹介する会場限定のリストバンドとTWSTJ(ツイステジャーナル)を貰って入り口を抜けると、一気にツイステ世界へ。
まずは、原案・キャラクターデザインを務める枢やな先生のメッセージコーナー。
ファンへのお礼のメッセージで温かくお出迎え。
その背後には、大スクリーンにゲームの主題歌「Piece of My World」を歌う男性グループNight Ravensのミュージック・ビデオやこれまでテレビやインターネット広告で流れたゲームのCMが流れていました。
CMはもしかすると見かけたことがある!という方が多いのでしょうか。
「捻れたリズムで踊ろう〜♪」のサビのフレーズが印象的な曲とともにCMオリジナルのアニメーションと各寮長のナレーションとなっていますので、ぜひチェックしてみてください!
※一部ゲーム内の「ストーリー」での各章のネタバレとなる箇所がありますので観覧にはご注意を!
また、昨年の10月14日〜11月26日まで開催された期間限定イベント「スケアリーモンスターズ!~Screaming Halloween Show~」のCMも流れていました。
悪役たち(ヴィランズ)と言えば、やはりハロウィン!!!普段とは違うNRC生の仮装や当時今まで開催されたイベントの中では最大級の盛り上がりを見せてくれました!
後日ゲーム紹介の記事にて書きますが、イベントが発表されたAmeba TVでの特番で初公開となった時はあまりの衝撃で飛び跳ねましたね(笑)
ナレーションにはイベントのSSRカードになったケイト・ダイヤモンド(CV:小林竜之)、ジェイド・リーチ(CV:駒田航)、ヴィル・シェーンハイト(CV:相葉裕樹)による3パターンが展開されています。
さらには貴重な各CMの原画まで展示されていました!
こうやってみるとキャラクターの命を吹き込む瞬間を見ているようで、ファンにはたまらないものです。
ここだけでもお腹いっぱいですが、さらに奥に進むとオンボロ寮の談話室に沢山積まれたツナ缶に大喜びのグリムが登場。そして、談話室の鏡に何やら怪しい影が…。これ以上はネタバレになるのであえて書きませんが、シルエットだけ!
右手に進むと、学園長室が。ゲーム内でも度々登場するこの部屋は「グレートセブン」の肖像画が印象的であり、かつての東京ディズニーランドにあった「シンデレラ城ミステリーツアー」のような不気味さと漆黒さ満載となっています。訪れたゲストを迎えるかのようにディア・クロウリーのパネルがあります。
ここまでが展示ブースで、その後には体験コーナーとアニバーサリー記念グッズ売り場となります。
まずは体験コーナーということで、魔法史/動物言語学などの文系教科を担当するモーゼス・トレイン(CV:小山力也)の愛猫ルチウスを眺めて待機列へ。
体験コーナーとは、トレイン先生が担当する魔法史のテスト!
制限時間内に設問に手をかざして回答して、後ほどスペシャルコンテンツが貰えるというもの。
調べたところによると、ブースごとで登場するNRC生が違うということらしく、私は写真の目の前のブースへ。
ヘッドホンカバーを付けてからヘッドホンを装着し、事前にもらえる出席簿をかざすと、トレイン先生の声がしました。その後には聞き覚えがある気だるくのんびりした声が…。
なんと、オクタヴィネル寮生で副寮長のジェイド・リーチの双子の兄弟であるフロイド・リーチ(CV:岡本信彦)!!
どうやら、私は2-Dの魔法史のテストを受けることになったようです。
フロイドは私が好きなキャラクターでもあるので、まさかの登場に手汗がブワッと出て一瞬記憶が飛びました。
だって…彼の声、テンションが高い時と低い時の声が小エビちゃんのこと全プレイヤー(監督生)を沼に落とす勢いがあるのですもん…。いくら気分屋とは言え、アレは完全に落ちますって。※実際に落ちている人ここにいます。
私がどれだけ手汗をかいたか、参考までにこちらの動画をチェックしてみてください。
テストを受けることに嫌々なフロイドの気が変わる前に、さっそく5問解いてみました。
内容としては、「グレートセブン」に関する歴史でしたね。
最初の2問までは各ディズニー作品を見たことあるかゲームをしているゲストなら分かる物で良かったものの、3問目からはフロイドが生活するオクタヴィネル寮の元となっている『リドル・マーメイド』の海の魔女アースラとその手下のジェットサム、フロッドサムに関する問題でした。
幼い頃に見た映画の曖昧な記憶を元に見事制限時間内に全問解答しました。
テストが終わり、テスト結果をもらうため両手を差し出すと…。
ああ…なんてこった。1問間違いしてしまいました。
確か、海の魔女が雷か渦のどちらかで船を沈めたかの問題だっけな。
1問間違いしたとは言え、下手したらフロイドに絞められそう。…と言いつつも、テストが終わったら隣のクラスにいるジェイドに会いに行くべくすぐに行ってしまいましたが。
ちなみに、体験コーナーが終わるとスペシャルコンテンツであるこの画像をゲットできたり各SNSへ共有できるパスワードが出ます!来場記念に嬉しいものですね。
その後、グッズ売り場にて欲しいものだけ購入して
各寮長のパネルを写真に収めて終了しました。
実際に見るとレオナやイデア(・シュラウド/CV:内山昂輝)は180センチ越えしているのでびっくりするほど背が高いです。
是非会場にて寮長たちを拝んでみてください。
さて、肝心のグッズはというと…
購入したものはNRC関係者のアクリルミニスタンドとグリムの好物であるツナ缶パッケージのマスキングテープです。
アクリルミニスタンドはゲーム内の「授業」で魔法史や飛行術、錬金術の授業などに登場する教師陣キャラクターのデフォルメバージョンです。左から学園長のディア・クロウリー、プレイヤー(監督生)の相棒であるグリム、錬金術担当のデイヴィス・クルーウェル先生(CV:伊東健人)、トレイン先生、飛行機術(体力育成)担当のアシュトン・バルガス先生(CV: 竹内良太)のデフォルメは可愛いです。
なお、私は制服バージョンのNRC生のミニアクリルスタンドを箱買いして全て揃っているので…これでほぼ完璧に揃いましたね。
ツナ缶パッケージのマスキングは、紙に貼ってスマホに挟もうかなと思い購入。ちなみにデザインはこんな感じ。
TWSTJ(ツイステジャーナル)の裏表紙ですが、本当に可愛い!細かいところまでこだわっているので、グリム好き以外のファンでも思わず手に取ってしまうかも。
ちなみに、その冊子は今までのストーリーや過去の期間限定イベントのダイジェスト、昨年末から今年初めまで開催されたコラボカフェの紹介や今後のグッズ展開など盛りだくさんの内容でした。
Vol.2ということで、以前池袋のアニメイトで行われたポップアップストアに行った時にVol.1を貰った時以上に濃い内容でした。
以上で、レポは終了!!
かなり盛りだくさんの記事になってしまいましたが、これを機に「ツイステ」に興味を持ってくれたら嬉しいです。
今回のポップアップストアに関する情報は特設サイトにてチェック。
さらに、近日Ameba TVにて「ツイチャン」のことツイステの特番が配信されるとのこと。今後の1周年イベントや来る期間限定イベントの紹介があると思いますので、是非そちらもチェックを!!
【#ツイチャンアベマ】
— 【公式】ディズニー ツイステッドワンダーランド (@twst_jp) 2021年3月10日
公式特別番組「ディズニー ツイステッドワンダーランド チャンネル」#7 の放送が決定いたしました。
■配信日時:3月17日(水) 23:25より
■URL:https://t.co/6naFAFcRmn
出演:山下誠一郎/小林千晃/坂泰斗/土屋神葉(※敬称略・順不同) pic.twitter.com/lYojmJe8og
その他の情報は公式サイトや公式Twitter(上のリンクから行けます)で最新情報を入手してくださいね!
…ということで、長くなりましたが読んでいただきありがとうございます!
また次の記事でお会いしましょう!
【追記】
すっかり忘れてしまいましたが、リストバンドはこんな感じ。
Dreamers deliver a lot of hope to you from the universe!
コロナ以上に花粉症が怖いkmcmです。
最後の記事を書いてから随分時間が経ってしまいましたが…とあることに集中していたのですいませんでした。言い訳かもしれませんが、これだけは。
それがこちら。
なんと、以前紹介したスイス出身のメロディックメタルコアバンドのDreamshadeのイラストを描かせていただきました!
Dreamshadeについてはこちらから。
それは、昨年(2020年)末。
DMでバンドから今年の3月5日リリースの新作『A Pale Blue Dot』についてのお知らせがあり、その時すでに商品を注文していたのでその旨を返信しました。
すると、2年前の来日時に私がプレゼントしたイラスト入りキーホルダーのことを覚えていたのか「もしよろしければ、新作のアートワークを元にバンドの絵を描いてほしい」と依頼してきました。
正直、最初は驚きました。私はあくまでイラストは趣味でやっているのでプロではないのにもかかわらずももちろん、好きなアーティストからそういう依頼が来るとは思っていなかったからです。
とは言え、その依頼を受け取ったのは仕事が繁忙期真っ只中。隙間時間を使ってバンドからのいくつかの条件を元にアイデアを考えて絵を描き起こし、完成したのは、今年の2月でした。
バンドから「いつでも良いよ」と期限について明確な指示がなかったばかりに、時間管理がルーズになってしまった私を待ってくれた彼らには感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。
その後、バンドから公式SNSに投稿すると連絡があり今に至ります。
実際にバンドのSNSで紹介されていますが、日本のみならず世界中からいいねやコメントなどをいただき、その反響にまた驚くばかりです。
見てくださった方やいいねを押した皆さん、ありがとうございます!
またバンドから依頼があれば、その時は期限指定がなくても時間管理・自己管理をちゃんとして早めに完成します(汗)
それに伴い、このブログを読んでいる皆さんにお願いです。
前述した通り、私はあくまで趣味でイラストを描いてます。
そのため、原則的に新規のイラスト依頼はトラブル防止のためお断りさせていただきます。
私が今までイラストをプレゼントしたアーティスト(Dreamshade、A Scent Like Wolves、Bullet For My Valentine、Butcher Babies、H.E.A.T、Sylar)の紹介がある方は別途対応します。
また、今回のイラストに限らず全て制作・投稿した私のイラストは個人利用範囲(閲覧、保存、端末の壁紙)のみ利用可能とさせていただきます。SNSでのアイコン利用はご遠慮ください。
そのため、許可なしに無断転載や加工、商用利用は固くお断りします。発見次第、然るべき対処をいたしますことを予めご了承ください。
(English version is as follow)
Thanks from viewing my blog and the art for Dreamshade.
I'd like you to read and follow the rules are as follow:
- I DO NOT accept any new art requests due to avoid from troubles.
For people who are introduced from the artists: Dreamshade, A Scent Like Wolves, Bullet For My Valentine, Butcher Babies, H.E.A.T, and Sylar), I only open to accept the requests depending on the situation.
- I DO NOT allow to use my every arts without my permission: Reprinting, Editing , and Using for merchandise and icons on social media.
When I find any actions you break the rule,please remember that I will take appropriate actions.
However, I DO allow to use for personal purposes: Viewing, saving, and using my work for your devices's wallpaper.
Thank you for your understanding, and I hope you enjoy my art!!
…ということで、以下のルールを守った上で楽しんでいただけると嬉しいです。
ここにきて前の部署(法務)の経験が生かされるとは。
なお、前述したDreamshadeにイラスト入りキーホルダーをプレゼントした様子は冒頭に紹介した記事に書いています。よろしければご覧ください。
さて、イラスト制作中に溜め込んだ記事を書くことももちろん、明日は初めての刀ミュ(ミュージカル『刀剣乱舞』)の舞台観覧だ!!!
万全な準備をして気をつけて観に行ってきます。
Dreamshadeのレビューや刀ミュの感想はまた後日。
通勤途中にこの記事を書いてました。眠い。
それでは、仕事に行ってきます。
無性に魚が食べたいのは一兄(一期一振)のせいだ
先日iPhoneの画面を叩き割ってブログの更新を遅らせてます、kmcmです。
修理はすぐに終わったけど、代替えのAndroidから移行するのにこんなに時間が食うとは…皆さんも気をつけましょう。
さて、今回は本日(2021/02/06)に投稿した
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大阪冬の陣-の番外編となります。
まだ読んでいない方はこちらからどうぞ。
ちょうど舞台観覧の前に関東ローカルで舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)のドキュメンタリー番組があったので録画して見ました。
今までの刀ステと今回の刀ステ、どれも大変だけど凄いな!かっこいいな!と感動していたとき
番組後半でとんでもないものを見てしまいました。その映像は8:35過ぎから。
一兄(一期一振)が通りすがりのマグロを釣って持ち込みした?
しかも半端ない量の寿司を平らげてる???醤油を付けずに???
今度は弟たちと来ます??????
もう、ツッコミどころが多くてついていけませんでした(笑)
…ということで、観覧前に行きました。
仲家の海鮮丼を食べに!!!
いやぁ、だって豊洲市場でシースーったら最低でも3000円からですもの。社会人2年目の身には辛い…。
以前、豊洲Pitでのライブ観戦した時に腹ごしらえにとフラッと寄ったことがあってその時は行列作って長く待ちましたが、この時期なのかガラガラでしたね。
その時は中落ち丼をいただきましたが、今回は誕生日月(1月28日生まれ)ということもあって奮発しちゃいました。
ウニいくら中落ち丼、これでも2000円でお釣りが来ます。小鉢に味噌汁、お漬物が付いているのにですよ?
私はいつも最初にサラダか汁物から手をつけてからメインを食べるので、あおさの味噌汁で雨風で冷えた体を温めてから海鮮丼をいただきました。
こんなことを言ったら何番煎じかもしれませんが…
海の宝石箱や〜!!!
単品でもまとめて食べても口の中で美味しさの波がきます。久しぶりにいくらとウニを食べたけど、やっぱりリッチなお味です。中落ちも負けずと口に入れた瞬間トロける旨さです。
あとは…宝石箱というよりお重ですね。というのも、どのネタもコッテリ系でした(汗)
その分箸休め的な存在のお味噌汁やお漬物があるし、何より小鉢のロールキャベツがおいじい。
前回行った時は煮物ぽいものでしたが、日替わりなのでしょうか。
全体的にかなりのボリューム感がありましたが、何とか完食できました。ごちそうさまでした。
なお、お店は15時ごろに閉まるとのことなので
事前にお店の営業時間を確認したうえで是非。
次行く時(おそらく4〜6月上演予定の大阪夏の陣)があれば、違う物も頼んでみたいし前から気になっている市場内の親子丼も食べてみたい…。
その時はまた食べレポ書こうかしら。
ということで、豊洲市場周辺で用事があった際は是非寄ってみてくださいね!
あ、ちなみに記事の冒頭で紹介したドキュメンタリー番組は後日配信で見れるとのこと。
公演の様子もライブ配信されるとのことなので、公演前の予習やお楽しみでぜひ見てみてください。
それでは、次の記事にて!
【新感覚舞台で参る!】舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大阪冬の陣- レポート
※この記事には舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大阪冬の陣- のネタバレがあります。また筆者は事前に過去の作品を十分に予習しなかったこともあり、解釈違いなどお見苦しい箇所がある可能性があります。予めご了承ください。
仕事中に立ち上がろうとしたら棚の扉に頭を強打しました、kmcmです。
年に数回、何かしら物にぶつかるので気をつけます…。
さて、今回は初めての観覧となる舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)の新作を見に行ってきました!以前投稿した『刀剣乱舞』の紹介記事でちらっと紹介しましたが、深掘りしていきますよ〜
まだ読んでいない方は読んでいただけると幸いです。
初めに簡単ですが、そもそも刀ステとはどういうものか説明します。
刀ステは、ミュージカル『刀剣乱舞』(以下、刀ミュ)と同じく2.5次元舞台プロジェクトの1つです。
ミュージカルとライブパフォーマンスの刀ミュと異なり、刀ステは芝居メインとなります。そのためゲームさながらの戦闘・殺陣を楽しむことができます。
特に「真剣必殺」という刀剣男士がある程度のダメージを受けると服装が乱れて特殊攻撃をする、いわゆる大ピンチの時に出る必殺技は再現率の高さに感動的でとてもカッコいいですよ!
今作「天伝 蒼空の兵-大阪冬の陣-」は、刀ステ史上最大規模のストーリーかつ初のIHIステージアラウンド東京(以下、ステアラ)での公演となっています。
4〜6月上演予定の舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士-大阪夏の陣-(以下『大阪夏の陣』)へ繋がる話ということで、今作に初めて登場する刀剣男士を含めてどんな内容かワクワクしていました。
…と言いたいところですが、冒頭の注意事項で書いた通り、十分に刀ステの予習をしていません!!!
既に観に行かれた方の感想や考察をざっと見したくらいの知識です。
それに観に行った日(1月23日)に刀ミュ(『壽乱舞音曲祭』)のライブビューイングがあって、そっちばかりになってしまったので…本当に申し訳ありません…。
話を戻して。色んな気持ちを抱えながら会場に向かいました。
正面入り口に向かう前に大きなポスターがお出迎え。
この日はあいにくの雨で、寒さ倍増でした。私も含めて会場の中に入るまでに寒さに耐えていた人が多かったはず。
ちょうど待っている間に今作に登場する刀剣男士のフラッグがかかっていました。
山姥切国広が上手く撮れていない…。すみません。
公式ツイートによると、このフラッグのために撮られた写真とのこと!
舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-物販が開始しております。奥のフラッグはこのためだけのお写真となっておりますので、是非ご覧になってください♪ #刀ステ pic.twitter.com/18edZda4y4
— 舞台『刀剣乱舞』公式 (@stage_touken) 2021年1月10日
待っている間のお楽しみですね。
感染予防のために徹底的な消毒や検温を済ませたら、いよいよ会場の中へ。
ステアラは、ドーナツ型のステージの中心に360度回る座席があるという特殊な劇場になります。
そのため、座席間はかなり狭めで雨の日となると手荷物が増えるので大変です(一応コインロッカーはあるらしいですが)
加えて、第1部と第2部間の20分間の休憩時間は地獄です。といいつつも、5〜6分ほど再演まで待ってくれるのでご安心を。
事前に舞台鑑賞好きの職場の先輩からステアラの情報を聞きましたが、観る場所によってステージが見にくかったり座席が回転する時に酔いやすいとのことでした。
私の場合、Bブロック21列36番で座席のほぼ真ん中で全体的に見やすく酔いが感じにくいという神席でしたので問題ありませんでした!!初めての刀ステで良い席とは嬉しい。
前列は結構空席があったので、前の人の頭を気にすることなく観覧出来ました。
さて、前置きは長くなりましたが!
項目ごと箇条書き風にして感想書きます。
◯今作に出陣する刀剣男士
一期一振(演:本田礼生)
粟田口唯一の太刀で今作の部隊長(キャスト間では座長)。物腰が柔らかい性格で、弟である鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎の面倒をみます。今作で刀ステ新登場となり、自身が焼かれた因縁の大阪に出陣することになりますが…。詳しくは後ほど。気品感(ルビ:ロイヤル感)溢れる雰囲気で、もはや騎士でした。
鯰尾藤四郎(演:前嶋 曜)
粟田口の脇差。ロン毛とアホ毛と元気いっぱいなキャラ。元々は薙刀だったのですが、一期一振と共に大阪城で焼かれて今の形状に。そのため、記憶の一部はないものの持ち前の前向きな性格で気にしない様子。後ほど詳しく書きますが、とあるシーンでキュンとなる人が多くなるのではないかと。
骨喰藤四郎(演:北川尚弥)
粟田口の脇差。鯰尾藤四郎と同じく元は薙刀でしたが、焼かれたことにより今の姿になっています。間反対に無口な性格ですが戦闘時は一変敵の骨も喰らい尽くすような戦いをします。
本編の感想を書く前に書いてしまいますが、今作の続きである『大阪夏の陣』にも登場します。そのためにも、今作の立ち位置で次に繋げるかチェックポイントですね。
筑前の刀工、左文字の作とされる打刀。豊臣秀吉・秀頼、徳川家康の刀であったことから今作に出陣しています。どの刀剣男士もゲームから出てきたと言うほどの再現率ですが、個人的には宗三左文字が一番でした。後ほど詳しく書きますが、高速乱れ切りや真剣必殺で見られる美しさに放心状態でした。
加州清光(演:松田 凌)
新撰組の沖田総司が所持していたとされる打刀。江戸時代は今作には関わりないのに?と思うかもしれませんが、大事なところでのキーマンの役割を果たします。貧しい環境にいた影響で、可愛くしないと愛されないと思っています。刀ミュの加州清光はあざと可愛いに対して、刀ステのは艶やかっこいいJK(女子高校生)というイメージです。
太閤左文字(演:北乃颯希)
筑前の刀工、左文字の短剣。2020年10月ゲーム内イベント『江戸城潜入調査』が開催された時に初登場、その後間もなく今作の上演が発表されて刀ステ入りしました。
元の主は豊臣秀吉でそのあとに徳川家康に渡ったことから、一期一振同様に見た目が派手ですが、今作にはなくてはならない存在です。
見た目の可憐さとは裏腹に一人称は「儂」で、太閤こと豊臣秀吉の渾名でもある「猿」を意識したセリフや俊敏の動きが特徴的。
※なお、当人は猿呼ばれされることに不服な様子、白く長いしっぽが見えているのに(笑)
何故、彼が今作の時代に降り立ったかは後ほどの本編の感想にて。
山姥切国広(演:荒牧慶彦)
安土桃山時代に造られた霊剣『山姥切』の写しである打刀。刀ステでの近侍であり、『維伝 朧の志士たち』(2019年上演)と『科白劇』(2020年上演)を除いた今までのシリーズで主人公ポジションとして皆を支えていきました。
今作では一期一振とともに偵察や戦略の助言をしていきます。相変わらず、自身が写しであることをコンプレックスに感じ、綺麗だと言われると嫌がる場面も。(と言いつつ、本当に顔立ちが綺麗ですがね(笑))
ボロボロになったマントをバサァとなびきさせて敵を斬る姿は絵に描いたような美しさです。
〇本編について
全体的な感想としては、座席が回転することを含めてアトラクション感覚で楽しめました。あとは、あまりにも1度に受け入れる情報量が多くて第一部と第二部が終わったときに脳みその処理能力がフリーズしていましたね…。そのためか、ところどころ記憶が飛んで一部書いていることが違うことがあるかもしれませんのでご了承ください。
私のように過去の作品について詳しくない人でも分かりやすいストーリー構成で、第一部の伏線を第二部で回収する形式でした。それに加えてまるで映画やドラマのなかに登場人物たちと一緒にいるような感じでした。
開園時間が過ぎ壮大な音楽とともに暗闇から部隊長である一期一振が登場、今作の舞台となる慶弔19年の大阪について語られます。
そこには、方広寺鐘銘事件がきっかけで争うことになった豊臣と徳川が戦国時代最後と言われる大阪冬の陣に向けて準備していました。
その時すでに徳川家康(演:松村雄基)に時間遡行軍が襲撃し、太閤左文字によって難を逃れます。二人のやり取りがまるで祖父と孫のような雰囲気でほほえましかったです。
豊臣側に仕え、真田昌幸の息子である真田信繁(演:鈴木裕樹)が来たる戦をどう立ち向かうか悩んでいたところ、イタリア語(※1)を話す髭を生やした外国人と黒々としたおぞましい姿をした2体の時間遡行軍が現れて真田信繁の力になると言います。今回の敵になるであろう弥助(演:日南田顕久)と阿形(演:安田桃太郎)、吽形(演:杉山圭一)は登場して間もないのに物凄いオーラが出てゾクゾクしましたね。
今作の時間軸としては、オープニングで流れる巻物で判明しましたが『ジョ伝 三つら星刀語り』(2017年上演/以下、ジョ伝)と『悲伝 結いの目の不如婦』(2018年上演/以下、悲伝)の間のようです。ここにきて予習をしなかったことが仇になるとは(泣)
ですが、そんな気持ちはすぐに吹き飛びました。なぜなら、オープニングがめっちゃかっこいい。
一振りずつ敵を斬りながら攻撃して他にも傘の演出があったりと…肉眼から一兄(一期一振)カラーのオペラグラスからでもしっかりと勇ましい刀剣男士を見て、迫力のあまり思わず一筋の涙を流してしまいました。この先泣いてばかりで大丈夫だろうか…。
迫力があるオープニングから場面が一変、大阪の地に向かった刀剣男士が登場します。
私が座ったところは先述の通り比較的座席の中心部だったので、体感としては某夢の王国にある"くまのぬいぐるみのハチミツ狩り"アトラクションのようなゆるやかなスピードでした。移動中はスクリーンを見ながらだったので、そちらに集中していました。
場面が変わり、「真田丸」へ潜入した山姥切国広・宗三左文字・加州清光。兵士として木材を運んでいましたが、加州清光はチャームポイントである爪紅が汚れるとJKぽい発言をするし見た目の華奢なわりに力持ちな宗三左衛門にキュンとしました。
時間遡行軍の動きがないことを確認したそんな時に、突然豊臣秀頼の家臣である大野治長(演:姜 暢雄)が「真田丸」を今すぐ撤退しろと伝えてきます。それには不服な真田信繁が大野治長と一触即発のところ、豊臣秀頼の姿と高らかを上げる弥助と不穏な雰囲気をかもし出す阿形・吽形が登場します。撤退は演技だったということでしたが。
弥助は豊臣秀頼に仕えているだけだと言いますが不審に思う山姥切国広。どうやら前作『ジョ伝』の小田原の地で戦ったようで、本来大阪の地に現れないにもかかわらず今作に登場することに疑問を感じていたようです。一期一振が合流して弥助と戦いますが、弥助の協力しないかの提案により時間遡行軍に狙われる豊臣秀頼を警護するため、一期一振と宗三左文字が残ることになります。
鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎と分かれる前から「秀頼を頼む…」と謎の男の声を聞くようになった一期一振はその言葉の通りに従います。その時点で声の主は一期一振の元の主である、豊臣秀吉だと確信しました。
残りの山姥切国広たちは、徳川軍の偵察へ向かった鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎と合流すべく「真田丸」に向かうのでした。
場面が一変、徳川軍に偵察しに向かった鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎は太閤左文字に敵だと勘違いされ追われることになります。その時にドーナツ型のステージ上で走り続けるシーンがありますが、回転するのは座席なのでいかに走っているようにみせる技術は圧巻でしたね。
山奥に行った山姥切国広は追われる脇差と合流しますが、太閤左文字と徳川軍に囲まれます。山姥切国広たちの姿を見て自身の味方だと分かったときに刀剣男士をあだ名で呼びます。「ずおっち」、「ばみっち」、「きよきよ」、そして「てるてる坊主」(笑)
なぜそう呼ぶのかの問いに対して、彼は「同じ本丸のにおいがしたから」と言います。しかし、山姥切国広たちは太閤左文字の認識はありませんでした。それもそのはず、太閤左文字の発言によると、彼は(山姥切国広たちから見て)将来顕現される同じ本丸仲間ということです。それに加えて彼の主から聞いた話によると「山姥切国広は修行に行ったきり帰ってこない」と何やら不穏な雰囲気が…。
今は未来の話は聞きたくないと、なぜ太閤左文字がこの大阪の地にいるのかとの問いに太閤左文字はミュージカル風に説明します。その名も「太閤左文字劇場」。
「でかしたぞ、太閤左文字!凄いぞ、太閤左文字!」の徳川兵の掛け声とともにコミカルな異色の空間を味わうことになります。豊臣秀頼と徳川家康の現代語的な口調にはツボでした(笑)
場面が変わり、豊臣秀頼の城へ。弥助と宗三左文字が会話するところになります。意味深な発言と一触即発な漢字の雰囲気のまま一期一振と豊臣秀頼の会話シーンになります。豊臣秀頼は豊臣秀吉の息子であるにも関わらず父のように威厳を保てず、さらには彼の周りでは秀頼は秀吉の本当の子供ではないのか、という噂が流れました。それでも兵を引き連れていくことにプレッシャーを感じていました。
それに対して一期一振は静かに話をききます。そうこうしているうちに秀頼から生前前に亡くなった父である豊臣秀吉について聞かれますが、一期一振は紹介文でも書いた通り大阪城で焼かれたため、再鍛練される前の記憶はありません。そのため、何も答えることができませんでした。また、一期一振が鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎など沢山の弟たちがいると話をすると秀頼から「弟なしに何者なのだ?」と聞かれますがそこでも何も言えませんでした。
場面が変わり、弥助が何やら企てているようで真田信繁を操っていました。どうやら、弥助は『ジョ伝』のときに仕えていた黒川官兵衛(演:山浦徹)が亡くなる前に残した”予言”が記された巻物と黒川官兵衛によって地下で飼い慣らされた阿形と吽形を見つけます。それによって黒川官兵衛が生き延びるようにとするために歴史を変えずに、逸話で物事を変えるためにこの地に降り立ったということが分かります。しかし、そんなことは不可能であるはずなのに…。というところで状況が一変します。なんと真田信繁の元で
それに合わせて、弥助は禁術的なことで刀剣男士を顕現させるとのこと。とある本丸の審神者のミイラ化(※2)した手を体内に取り込むということでした。
その頃、豊臣サイドでは戦に立ち向かうべく準備をするところを一期一振が止めます。それは、来たる大坂夏の陣で息を引き取るまで生かせないと歴史が変わってしまうからです。頑なに止める一期一振に天守閣で聞かれた自身のことについて再び聞かれます。一期一振が答えることに躊躇したには、理由があります。
刀ミュの作品でも同じようなことがありましたが、刀剣男士はあくまで審神者によって顕現されたその刀剣に宿る付喪神として歴史を守る立場。そのため、元の主に自身の正体を明かしてはならないのです。
その守りを破らないためにも聞かれても名を挙げるものではないと正体を明かさなかった一期一振ですが、大阪に降り立ってから自身に呼びかけられる声を思い出しました。
それが、元の主である豊臣秀吉でした。豊臣秀吉は一度は天下統一を果たしたものの、その後病にかかり、秀頼が5歳の時に他界します。そのため、”世継ぎ”が出来なかったことを後悔し一期一振に秀頼を守るよう天の声として現れました。
まるで、自身に覚悟を決めたかのように一期一振は声を上げて自らの正体を明かします。秀頼を守るためにこの地に降り立ったというシーンは、一期一振らしくかっこいいし鳥肌が立って思わず涙が溢れました。そんな状況で第一幕が閉じます。
第一幕からの余韻が抜けられず、休憩後第二部へ。
今にも豊臣と徳川の戦いが始まりそうですし、逸話で自身の目的を果たすために刀剣男士を倒そうとする弥助が襲い掛かってくるところがゾクゾクしました。
というのも…弥助が召喚した時間遡行軍、ゲームからそのまま出てきた感じです。
刀ミュは打刀、太刀、薙刀くらいしか出てこなかったのに、刀ステでは脇差と大太刀までもが出てくるのですから!特に脇差のあのおぞましさの再現率の高さには驚きました。
戦場に向かう途中で、鯰尾藤四郎が城を見上げて呆然とします。それに気づいた一期一振が声をかけるといつもの前向きな鯰尾藤四郎から一変後ろめたい気持ちになります。ゲームをしている人ならお分かりいただけるかと思いますが、思わず鯰尾藤四郎を抱きしめたくなってしまうようなシリアスなシーンです。と、思いきや
「ここをやり直せば…って前まで思っていたんだけどね」
これを見た瞬間、ああやっぱり鯰尾藤四郎だと思いましたね。記憶がなくてもめげない性格の持ち主の彼ですから、どんなことにも前向きに立ち向かう姿は誰もが勇気づけられるのでしょうか。
そこからは、テレビドラマ『水戸黄門』の16:45頃に流れる「この紋所が目に入らぬか!」までのようなばったばった殺陣祭りです。
この時に、先述した真剣必殺で服装が乱れた刀剣男士が現れます。それぞれの殺陣シーンがアクロバットであるし、何よりも刀剣男士の特徴を引き出すような見せ方で見ている側も楽しかったです。
特に、加州清光の「俺の裸を見る奴は…死ぬぜ…!」で見ている人は即重症を負ったのでしょうか。私もその一人です(笑)
個人的には宗三左衛門の美脚と美しい殺陣にも重傷を負いました。
そうして、各刀剣男士の殺陣が終わったら舞台正面のスクリーンがはけて、座席が回りながらステージを一周します。そのときの「ラッセラー」の勇ましい掛け声が耳に残るBGMとともに容赦なく時間遡行軍に切りかかる刀剣男士をみてついつい「いけー!頑張れ!!」と声を挙げたくなるほどの迫力と熱気が後方の座席からも伝わってきました。
阿形と吽形が倒れて場面が変わり、加州清光と徳川家康が闘うシーンへ。
逸話では徳川家康は攻撃的な性格ではなかったようですが、冒頭からずっと戦闘に対してこだわりを持っていましたね。「糞を漏らすような戦が待ち遠しい」と。豊臣秀吉の最期を見て嘆いたのでしょうか。
この時までなぜ加州清光が大阪に向かったのかは分かりませんでしたが、そのシーンでようやく分かりました。
「アンタが死なれたら困るんだよ!アンタがいなかったら俺は大切な人と出会えないんだよ!」
そうです、後に徳川家康は天下統一したあとに江戸幕府を開き幕末まで活躍した新選組がいるのですから。もし、徳川家康の身に何かあったら加州清光は元の主である沖田総司に出会っていない可能性があるからです。
その熱い志に家康は心を打たれ、「糞を漏らすような戦だった」と言い折れました。
この時に家康の「いつかはお前の大切な人に会ってみたいな」の発言がありましたが、フラグじゃないですよね?
そして、弥助と山姥切国広の一騎打ちも終盤へ。その前に真田信繁の十勇士によって怪我を負いましたが、真剣必殺で何とか乗り越えました。
そうこうしていうちに、弥助がついに審神者のミイラ化した手を自ら体内に取り込み、自身が刀剣男士として顕現しようと試みました。
ですが、顕現して間もなく元の弥助の形はなく時間遡行軍でもないおぞましい姿となって「私は黒田様を生きさせたかったのに…」と散っていくのでした。それを見て弥助もただの悪役はなく、彼自身も守りたいものがあってこその行動だったのではないかと思いました。
そうして間もなく、戦が終わり真田信繁は弥助が約束を果たせなかったことに嘆き、十勇士が自ら逸話になるためにと自害したことにショックを受け、後に続いて首を切って無くなります。
すると、フードを被った二人が登場し真田信繁の死にざまを見て、話し合っていました。その前に、十勇士との戦いで突如現れたときに持っていた武器ですぐに分かりました。
そう、真田信繁が持っていた十文字槍の「大千鳥十文字槍」と脇差の「泛塵(はんじん)」です。昨年末と始めにゲームでの実装してからもの凄いスピードでの刀ステ入りです。先日、公式ツイートでキャスト名も紹介されましたからね。(以下参照)
もしかして太閤左文字の記録を抜いた?!
【情報解禁】舞台『刀剣乱舞』大坂夏の陣公演に、新たに2振りの刀剣男士の出演が決定いたしました。#大千鳥十文字槍:#近藤頌利 #泛塵:#熊谷魁人https://t.co/ASBMtmmQgz#刀ステ pic.twitter.com/EJqP1A7Pkp
— 舞台『刀剣乱舞』公式 (@stage_touken) 2021年1月29日
この時点で次作の『大阪夏の陣』が過酷な気がしてきました。
一度は倒れた阿形と吽形が再び登場し、弥助の最期をみていました。彼らは「面白そうだったから」とまるで某死のノートの死神のような感じで去っていきました。
こうして、大阪冬の陣は”史実”通りになり、刀剣男士の使命を果たせました。
使命を果たすと刀剣男士は元の本丸へ帰らなくてはなりません。そのため、太閤左文字とはお別れです。
なぜ太閤左文字が降り立ったか、それは「豊臣秀吉は青空のような人だった」と伝えにきたと彼は言いました。今回の件で、一期一振は自身が何者なのかと葛藤する場面がありましたが、太閤左文字の「いちごっちも青空だよ!」の一声で心が晴れたような感じでした。
そして、青く広い青空のような壮大なエンディングの演出で幕が下りました。
映画のクレジットのように刀剣男士の名前が書かれた傘、グッズ化してくれないのかな…。
〇私なりの考えや注釈
今回の出来事は豊臣を生き延ばすということでしたが、次作は逆に大坂夏の陣で豊臣は滅ばなくてはなりません。ああ、なんてつらい!!(何回目)
しかも、そこに出陣するメンツはあの三日月宗近(演:鈴木拡樹)だよ?まだ『悲伝』を見ていないので何とも言えませんが、結構酷らしいですね…。
しかも、鶴丸国永(演:染谷俊之)にへし切長谷部(演:和田雅成)、薬研藤四郎(演:北村 諒)って何度も死を見てきた刀剣男士じゃん…。ヒエッ
それに加えて、あの数珠丸恒次(演:高本学)も初刀入りでしょ…。もしかしたら、加州清光のようなポジション何かありませんね。
それまでに『ジョ伝』と『悲伝』だけでも見ておかねば!
※1:弥助はポルトガル領東アフリカ生まれのようですが、弥助役の日南田さんのツイートでイタリア語を話すことが判明。
本日もありがとうございました。
— 日南田 顕久 (@ahinata0220) 2021年2月4日
何故イタリア語を話しているか。イタリア人宣教師、アレッサンドロ・ヴァリニャーノ二さんに《所有》されていたからです。インドにて出会っと言う説有。でも言ってしまえば全てが説なのかも知れませんね。
残り68公演。2月17日の配信を是非ともお待ち下さい。#刀ステ pic.twitter.com/8NUWjTTdRr
※2:様々な考察を見ての考えですが、『悲伝』の本丸が襲撃された時の審神者の手ではないかと。
以上で、今回の感想記事は終了です。ほとんどが本編の感想ばかりでしたので長文グダグダ失礼しました。
なお、今作は3月まで上演しているので行ける方は是非新感覚のステージとともに目に焼き付けていただきたいです。
この時期だし行くのもな…と思っている方も楽しめますよ。
3月28日(日)の千秋楽公演でライブビューイングが行われるとのこと!
配信は千秋楽を含めて2月17日(水)の昼・夜公演も行います!
詳細は、公式サイトや公式Twitterでチェックしてみてくださいね。
余談ですが、先日パンフレットとランダムブロマイドを買ってみました。
舞台のかっこいい姿だけでなく内番着や軽装、かなりおちゃめな写真が収録されているので眼福です。
それでは、次の記事にて!!