【次世代ロックバンド、闇を照らす光となる!】THIS VERY DAY 3 Days Show 「RUSH!!! 」ライブレポート
前世は外国人かマグロの可能性があるkmcmです。
外国人は日本語がわかっていない部分、マグロは動き続けないと死ぬからがきています(笑)
さて、投稿するネタが前後してしまいますが…。
今回は1年以上ぶりの現地での音楽ライブ観戦!
コロナが流行してから今までのように出来なくなり、ライブと言っても無観客で配信ライブでやっているアーティストが多かったからですからね。
今回はこのアーティストのライブ。
THIS VERY DAY(以下ディスベリ)という5ピースバンドです。
このブログでは初めて紹介するので、簡単にバンドの紹介をしましょう。
2019年8月1日東京にて結成。
「挫折」と「希望」をコンセプトに人が生きる上で経験する様々な感情に寄り添える楽曲を手掛ける。
ピアノの旋律にパワフルなサウンドのジャンルレス新世代ロックバンド!
この新感覚ジャンルがバンド界隈で「新しい!」と絶賛され、
耳に残るメロディと共感を得れる歌詞がティーンを中心に支持されている。
引用:Biography l THIS VERY DAY official website https://www.thisveryday.net/biography
YouTuberをやっているメンバーがいるなどSNS中心に若者に人気があるバンドです。
それだけでなく、地上波テレビ番組のオープニング曲・エンディング曲を担当したことがあり、結成からわずか2年で急成長したアーティストの実力が評価されたことによりさらに注目されています。
…と、このブログで主に扱っている音楽のジャンルとだいぶかけ離れていますが(笑)
なぜ、彼らのライブに行くことになったのか。
それはShin(b)とは同じ音楽が好きな趣味仲間であるからです。
彼がディスベリを始める数年前から共通の友人と一緒にライブ観戦やご飯を食べに行ったことがあります。
その時からバンド活動をやっていて、青春ロックなディスベリとは真逆のゴリゴリのメタルコアバンドで活躍してました。
そして、今に至って彼からライブのことを聞かされました。
以前から彼がディスベリで活動していることは知っていたものの、この際だし食わず嫌いは良くないから行ってみようかなと決めました。
そして、ライブ当日。
今回のライブは4月1日(木)から三日間開催され、各日テーマが違うので様々な角度から彼らの音楽を楽しめるとのことで、どんなライブになるか楽しみでした。
個人的に下北沢・下北沢ReGに行くのは今の会社に入社する前のライターのお手伝いで行ったぶりでしたが、相変わらず会場が見つけづらい(笑)
会場に入って早速物販コーナーでShinと再会。
最後に会ったのは2~3年前のライブ観戦の時だった気がするので(実際は2019年6月に行った当時彼が在籍していたバンドのライブ以来)、久しぶりに会えて嬉しくなりました。元気そうで何より。
そうこうしているうちに、ライブが始まる時間になってしまったのでShinとは一旦お別れし、階段を下りてステージへ。
今回のイベントは40人限定で一人一人の立ち位置が指定されているので感染対策としては割としっかりしてましたね。
とはいえ…感染予防で配信も行っている影響があるのか、現地には20人弱しかいなかったので寂しかったですが。
待っていると、トップバッターで2020年に結成したばかりのdattoがお出まし。
ド頭から聞き覚えがあるな、BUMP OF CHICKENの「天体望遠鏡」…?
ではなく、彼らの曲である「邦ロックあるある」でした。
誰もが聴いたことがあるメロディと共にリスナーの代弁をするかのようにありがちなパターンが詰まっていて、アレンジナンバーのなかではかなり盛り上がるナンバーでした。
ライブ前日にサクッと程度に予習したものの、親しみを感じました。
もちろん、オリジナル楽曲も爽やかなながら聴きごたえがありました。
ポップで初めて聴いても口ずさみしたくなる「ストーリーストリート 16番地」やコロナ渦のなかでなければ一人はツーステップはしているアップテンポな「ツクヨミカルタ」、ウサギのように気分が高揚して跳ねたくなる「兎とムーンダスト」、遊び心が溢れるナンバーと真逆に心に刻むロックナンバー「星少年フィナーレ」でライブ序盤から観ている人の心を鷲づかみ。
それもそのはず。たきび(Vo.)のMCで、4月1日にバンドのYouTubeにて「来年の4月1日までにチャンネル登録者数が10万人達成しなかったら解散する」と発表したからです。それを止めるにも、彼らはどんなときでも全身全霊でパフォーマンスしているんだと熱意を感じました。
エイプリルフールネタではなく本気(マジ)ネタとのことなので、
この記事を見た方全員は今後も彼らのパフォーマンスを見るためにも、チャンネル登録をお願いいたします。
~Set List~
1.邦ロックあるある1/2
2.ストーリーストリート 16番地
3.ツクヨミカルタ
4.兎とムーンダスト
5.星少年フィナーレ
最初からエンジンがかかっていたdattoの後に登場したのは、今回のイベントで唯一の紅一点、茉莉奈。
ディスベリとはレーベルメイトであり、歌手活動以外に女優活動にも力をいれているとのことです。
そんなマルチに活動する彼女の歌声は、炎を焚きあがるようにまっすぐで力強い歌声でした。大変な時代からこそ、リスナーの背中を押すような楽曲は不可欠だなと実感した時でもありました。
前述のキラキラと輝くビー玉が弾けるようなdattoとは異なり、心身に響く重低かつヘヴィサウンドのイントロから始まる「Phantomtale」。
楽曲は、彼女が出演する舞台『ファントムテイル』(4月21日~4月25日上演)の主題歌でもあり久しぶりにハードなサウンドを生で聴けてビリビリと電流が流れた感覚に陥りました。
サビ前の「Oh~♬」のメロディーラインでは会場全員が声に出せなくても拳を天井に突き上げる瞬間は生きている感じで気持ちが高ぶりました。
その後も「I LOVE YOU」や「RUMBLING」といったハードで大人カワイイ茉莉奈ワールド全開のナンバーで会場を盛り上げます。夢を追うすべての人に捧げる応援ソング「YUME」からのラストの哀愁漂う「千年コントラクト」はドラマチックな展開で、わずか5曲という短い時間でも多くの人を釘付けさせましたね。
もし都合が合えば、4月29日に開催予定のワンマンライブでもう一度味わいたいですね。
~Set List~
1. Phantom tale
2. I LOVE YOU
3.RUMBLING
4.YUME
5.千年コントラクト
余韻に浸っていたら、今回のメインであるディスベリのことTHIS VERY DAYの時間になってしまいました。
最終日を迎える今回のイベントで最初にパフォーマンスしたのは、彼らのデビューシングルでもある「BRAND NEW WORLD」。
ピアノの軽快なリズムからのポスト・ハードコアのリズムでフロアをディスベリ色に染めます。
彼らの音楽は先述の紹介文で伝えた通り、”ジャンルレス・ロック”という新しいスタイルはロックはもちろん、ジャズやポップス、パンクなど様々な音楽要素にYuji(Vo./Key.)の透明感あふれる優しい歌声が化学反応を起こしていくのですが、生で聴くとより凄さをリアルに感じます。
そんな雰囲気は冷めることなく、「One Summer Love」では一気に初夏の甘酢っぽい思い出に戻る感じで夏を先取りできました。爽やかなのに、サビでのギターとベースのガツンをくるリズムは良きアクセントです。
どんなことにも屈することなく前に突き進む「Forever Hero」から一変、Yujiの落ち着いたピアノのイントロから始まる「Have a Good Day」はまさに彼の歌声を表現したように温かい気持ちになりました。
その流れで桜吹雪が脳裏に浮かぶ「タイムカプセル」は、別れと出会いが交差するこの季節にぴったりで、思わず目頭に涙が溢れました。
アップテンポな楽曲も良いですが、こういうしんみりとしたバラードも彼らの魅力を存分に味わえました。
そして、個人的に興味深いと思ったのはその後に披露された「Into The Night」。
ピアノの静かなメロディから始まったと思いきや、サビ前で突然EDMのようにジェットコースターで一番高いところから落ちる前までのヴォルテージが上がるような曲調に変わったのです。
これは、確実にフロアが爆上がりですね。
サビで夜の街中をかけ走るようにキラキラしたメロディは誰もが聴くだけで気持ちが昂ることでしょう。
それだけではなく、後半になるとピアノの軽快なメロディに合わせてメタルコアミュージック並みのヘヴィでザクザクとしたブリッジパートは、このブログを読んでいるメタルコアファンなら声を出さずに頭を上下に振っているでしょうか(笑)
一曲でこれだけの曲替わりになるとは思ってなかったので、一度聞いただけで私の頭にこびりつきました。
その後もディスベリ節炸裂な「Loser」や大切な人へ捧げる「星に願いを」、この状況でなければシングアロングは絶対的に起きていた「Stay with you」で会場に彼らの爪痕がより深く残りました。
そして、本編のラスト曲には「Depature」。私が初めてディスベリを聴いて好きになった曲です。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノのそれぞれのパートのユニゾンが心地よく、この暗い闇を吹き飛ばして青空に変えるような明るい気持ちにさせてくれました。
名残惜しく本編が終わってしまっても、すぐにステージへ戻ってきてくれた彼らが披露したのは、「PRESENT」。
彼らを応援する全ての人へ、そしてこの厳しい状況のなかで生き抜く人への感謝の気持ちが溢れるナンバーでした。
Yujiが本編MC中に、3日間続いたライブのチケットをソールドアウトできなかったことが心残りだと語っていましたが、これを機に次の”目的地”へ向かうための起点になったのでしょうか。
確かに、この厳しい状況のなかで有人ライブを開催することはリスクがあります。
ですが、失われた”非日常”の場所を作ってくれることに私をはじめ、多くのファンやライブ運営側も多くの人が楽しみにしています。
そう思うと、1日1日安全に楽しく過ごせることが”当たり前”だと思ってはいけないと強く実感できました。
これから先、元の生活を送れるようになったときに多くのアーティストが活動できるためにも私たちができる範囲で手を差し伸べるべきですね。
~Set List~
1. BRAND NEW WORLD
2. One Summer Love
3. Forever Hero
4. Have a Good Day
5.タイムカプセル
6. Into the Night
7. Loser
8. 星に願いを
9. Stay with you
10. Departure
[Encore]
11. PRESENT
…と、初めてのディスベリライブで色んなことを経験してしまいました。
改めて、”非日常”の場所を提供してくれたディスベリ、暫く連絡を取らなかったのに声をかけてくれた友人のShinに感謝しています。
どうか、8月26日(木)に渋谷クアトロでのワンマンライブが無事に開催できることを願って!!都合が合えば行きたい!!
これからも若き世代をこのブログを通じて応援していきます。
余談ですが、私とShinの共通の友人へ行ってきた証拠を残すためにKohta(G.)と3ショットを撮ってきました。
また、物販コーナーで運試しにShinのチェキを引いたらいい感じの写真が。
Shin曰く、このプロモ写真を撮る際に頭からつま先までスタイリストにされるがままになって、プロのカメラマンに撮ってもらったおかげでカッコよく仕上がったとのことです。
…前から思っていたのですが、うっすらJames Cassells(Asking Alexandriaのドラマー)に見える時があったので「和製マイルドJames Cassellsじゃん」と伝えたら本人爆笑していました(笑)
ごめんよ、私何でもあだ名をつけたがるから…許して!(笑)
以上、ライブレポでした。
ちなみにディスベリの各SNSではカヴァー動画やYouTuber的なチャレンジ動画など様々な角度で彼らの魅力を楽しむことができるので、気になった方はそちらもチェックしてみてくださいね。
それでは次のブログにて!!